野球肘について(病態編)
前回は、野球肘についての大まかな説明を行いました。
詳しくは前回の「野球肘について(概論編)」をご覧ください。
今回は、野球肘の種類について詳しく説明していきたいと思います。
まず、野球には肘の内側に発生する内側型野球肘、肘の外側に発生する外側型野球肘、肘の後ろに発生する後方型野球肘の3つに分類される事が多いです。
野球の投げる動作では、肘より先の部分が大きく外側に曲がっていきます。
その際に、肘の内側は骨につく筋肉や靭帯が引き伸ばされる方向に力がかかります。
肘の外側は骨と骨がぶつかる方向に力が加わります。
肘の後方はフォロースルーで、肘が伸びきった際に後方の骨どうしがぶつかる方向に力が加わります。
投球動作では肘に大きな負担がかかります。
その負担を減らすには
1、投げすぎない事
2、ストレッチをしっかりする事
3、正しい投球フォームで投げる事
この3つがとても大切になってきます。
練習する事はとても大切ですが、練習に耐えれる身体作りも大切です。
練習をたくさんしてケガをしてしまったら、今までの練習が台無しになってしまいます。
ぜひ、痛みが出ないうちのケアをして頂きたいと思います。
次回は、内側型野球肘の詳しい病態について書いていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。